トンボロ芸術村 金賞

「シーグラス集めて歩く日のさかり」

池田 妃寿 / 里小学校 4年

審査員 四元 幹雄 先生

 シーグラスとは、割れたビンやガラス等のかけらが長い年月をかけて波にもまれて丸みを帯び、摺りガラス状になったものを言います。特に甑島は四方を海に囲まれ東シナ海の海流の通り道でもあります。おそらくいつも拾って歩くお気に入りの場所がある事でしょう。シーグラスは最近人気があり、加工して芸術作品として表現されたものもあったり、都会では商品として販売もされています。
 今回の作品で最も感心したのは「日のさかり」とした点です。これが最後を「冬の海」とか「秋の浜」とされたら、また違った作品になった事でしょう。日のさかりにこそ見つけやすいシーグラスだったかもしれません。最近は、シーグラスのことを別名「人形の涙」「海の宝石」とも呼ばれ親しまれているそうです。夏にこそ生きた表現と言えそうです。これからも素敵なシーグラス集めて下さい。