俳句部門

KKB鹿児島放送賞
「潮風の届かぬ尾岳天高し」
審査員 園田 千秋 先生
作者は、甑島で一番高い山「尾岳」(604m)を見上げています。尾岳は下甑の人々に水をもたらしてくれ、水枯れの心配をなくしてくれるのだそうです。そんな高い山であることを「潮風の届かぬ」という具象的な言葉で表しています。作者の目はさらに、尾岳の上に広がる秋空へと移ります。そこには、どこまでも澄み渡った秋空が広がっています。気持ちも晴れ晴れとしてきます。屈託など、どこかへふっ飛んでしまいます。人生を楽しもうと思わせてくれる一句に出合いました。