南日本新聞社賞 「短冊がさらさらと鳴る海の風」

南日本新聞社賞

「短冊がさらさらと鳴る海の風」

/ 鹿児島純心女子中学校 二年

審査員 園田 千秋 先生

季語のない(無季)の句なのですが短冊は、七夕の願いを記した短冊ではないだろうかと想像しました。七夕竹につるした短冊が海風にさらさらと鳴っている光景を想像しました。短冊にはどんな願い事が書いてあるのでしょうか。コロナがなくなりますようにという願いはきっとあっただろうと想像します。世界が平和になりますようにという願いもあったかもしれませんね。願いを記した七夕竹は七夕流しとして、川や海へ流す地方もあるようですね。