薩摩川内市文化協会長賞 「「あと少し」膨らむつぼみがそう言った」

薩摩川内市文化協会長賞

「「あと少し」膨らむつぼみがそう言った」

竪道 夕夏 / 鹿児島純心女子中学校 3年

審査員 園田 千秋 先生

あと少しで、作者はどうなるのだろう。多分、あと少しがんばれば、よい結果がでると言いたかったのでしょう。間もなく開こうとしているつぼみの言葉託して、夕夏さんは自分の気持ちをのべているのです。文学は作者の思いを、描かれる光景に託し表現するのです。だから、つぼみの言葉は、作者の言葉そのものなのです。