俳句部門

銅賞
「棚田道稲のざわめき風まかせ」
俳句
審査員 園田 千秋 先生
季語は稲。季節は秋。甑島は水田の少ない土地ですが、里や手打にいくらか見ることができるようです。以前はもっと多かったようですが、ずいぶん放棄されたようです。
棚田道という言葉で、段々になった田んぼが見えてきます。棚の稲がざわめきます。ざわめきは風まかせなのです。風は作者へも吹いてきます。さわやかな秋の風です。五感で秋を感じている作者の姿が見えてきます。
表現のテクニックとして、棚田道という視覚、ざわめきという聴覚、風という触覚、三つの感覚で成り立っているのがすばらしい。
