俳句部門
優秀賞
「転校生入れて漁村の草相撲」
審査員 園田 千秋 先生
" 「草相撲」が秋の季語
転校生もようやく地域に馴染んできたのだ。転校生を入れての草相撲なのだ。草相撲は、神社の境内などで、青少年がスポーツとしてとる相撲である。祭りに参加し、相撲に参加した転校生は数すくない地域の子供として、集落のみんなに受け入れられ、大切にされることだろう。
ただ、中七の「入れて」という表現が、転校生や草相撲に対する距離感(外からの目)を感じさせるので、もっと当事者の目を感じさせる言葉があったらと思うところもあった。"