銅賞

「あおいうみあおいそらあおいぼく」

松元 愛音 / 可愛小 一年

審査員 園田 千秋 先生

" きせつをしめすことばがない俳句ですが、なんとなく夏のかんじがします。また、五・七・五になっていない句ですが、自由律(じゆうりつ)の俳句といってこれもりっぱな俳句です。
 なにより、いいのは「あおい」ということばのくりかえしです。くりかえしによって、リズムがうまれているのです。そして「あおい」につづくことばとして、「うみ」と「そら」があり、さいごに「ぼく」がきます。さいごの「ぼく」にKOされました。
 うみとそらのあおにそまっている「ぼく」のすがたが見えてきます。"